ユーカリ(Eucalyptus)フトモモ科の種類 – アロマ・精油・エッセンシャルオイル効果
多種類あるユーカリ精油アロマ
ユーカリは血行を促進し脳内の血流量を増やす働きから、筋肉の痛み、肩こり、頭痛などを緩和し、また眠気でぼんやりする時や集中を必要とするときには、そのクリアな香りでシャッキとリフレッシュさせ精神疲労を和らげてくれます。
風邪や喘息、気管支炎、花粉症など呼吸器系の辛い症状を緩和する作用もある。
ユーカリプタス グロブルス 温性
抗感染、抗カタル、去痰、抗炎症(筋肉痛、神経痛)、血行促進、殺菌、免疫強化、消炎、解熱
解熱効果、強壮する力が強く、香りはクリアな印象。皮膚に刺激が出る場合もあるので、使用濃度は控えめにします。特に妊婦、乳幼児への使用は注意しましょう。
ユーカリプタス ラディアータ 温性
去痰、抗菌、抗ウイルス(風邪の初期)、抗炎症(筋肉痛、神経痛)
グロブルスと似た作用がありますが、特に抗菌、抗ウイルスに力を発揮し、疲労回復を促す作用が特徴です。香りや作用はやや穏やかですが、妊婦、乳幼児への使用や濃度は注意が必要です。
ユーカリプタス スミン 温性
グロブルスと殆ど効果は同じですが、特に鎮痛効果(抗炎症効果)が高く、刺激は他のユーカリの仲間より穏やかです。ブレンドすることによって相手の精油の効果を引き立てる力があり、特にティートリー、マートルとの相性がよく、その効果を大幅に高めるので、殺菌、抗ウイルスのブレントとして活躍しそうです。また咳に対しての刺激が弱いので激しい咳が伴う場合は有効。
ユーカリプタス ブルーマリー 温性
ブロブルスと同じような効果ですが、1.8シネオールの含有率が非常に高く、抗菌、抗炎症、抗カタル、去痰の効果が高いと言えますが、刺激も強いため、敏感肌の方や乳幼児をはじめ、肌への塗布には注意が必要です。他のユーカリよりもクリアな香りが特徴で、芳香を中心に感染予防として効果が期待できます。
レモンユーカリ 冷性
鎮静、鎮痛、抗炎症(筋肉痛、リウマチ)、抗菌、抗ウイルス(感染症)、血圧降下、虫除け
温性のユーカリと違い、熱を冷まし鎮静する効果が高いです。虫除けの効果があることから夏のスキンケアに活躍しますが、敏感肌の方には使用する濃度に注意が必要。ルームコロンや網戸へ吹き付けるなどで、虫除け効果も期待できそう。
ユーカリプタス デイベス 冷性
ミントユーカリとも呼ばれ、ミント調の香りが特徴。去痰、強壮、鎮静効果に加え、ケトン類の含有量が非常に高いため、他のユーカリより消炎作用が強いことがうかがえる。インフルエンザのような熱性の強い症状には力を発揮するでしょう。