デトックスで身も心も軽く! 週末「プチ断食」のすすめ
ダイエットやデトックスの方法として「プチ断食」という言葉を耳にしたことのある方は多いと思います。
一定の期間、食べ物を口にしない「断食」は、もともと宗教的な目的で行われ、次第に病気などの治療を目的としても行われるようになったもの。
本格的な断食は、医師など専門家の管理下で行う必要がありますが、丸一日程度の「プチ断食」ならやり方さえ守れば自宅で手軽に行うことができます。
「食事を抜くなんて、ダイエットできても身体に良くないのでは?」
と不安に思われる方もいるかもしれませんね。
でも実はプチ断食には、身体に良い効果がいっぱいあるんですよ。
プチ断食のダイエット効果って?
プチ断食の効果として真っ先に思い浮かぶのはダイエットだと思います。
それは間違いないのですが、単純に「食事を摂らないことで体脂肪の燃焼が進む」ということだけではありません。
もちろんその効果もあるのですが、それより大きいのが「胃腸本来の働きを取り戻す」ことです。
豊かな現代社会に生きる私たちは、つい食べ過ぎてしまいがち。
毎日きちんと三食食べてさまざまな栄養を摂ることは良いことなのですが、消化器官である胃腸は毎日休みなく働き続けていることになります。
胃腸が疲れてしまうと消化機能が低下します。
そうすると、食事から摂った栄養素がエネルギーとして使われず、中性脂肪などの形で蓄えられやすくなってしまいます。
ちょっと意外かもしれませんが、胃腸の働きが弱ると太りやすい体質になってしまうのです。
プチ断食を行ってオーバーワークになりがちな胃腸をいったん休ませてあげることで、本来の機能を取り戻すことができるのです。
腸の働きが良くなればお通じも良くなるし、体内の老廃物や有毒物質の排出も進みます。
デトックスが進むことで全身の代謝が高まり、痩せやすく太りにくい身体につながるのです。
週末を利用して「プチ断食」するには?
自宅でプチ断食を行うのなら、休日を利用して行うのが良いでしょう。
土日がお休みの場合、金曜日の夜から準備を始め、土曜日にプチ断食、日曜日を復帰にあてるというやり方です。
まずは金曜日。
翌日の断食に向けて、夕食は消化の良いメニューを選びましょう。
量は普段よりやや少なめに。
夕食を食べる時間があまり遅い時間にならないようにするのもポイントです。
そして土曜日、プチ断食の当日です。
この日は丸一日、食べ物は口にしないようにします。
ただし、水分はこまめにしっかりと摂りましょう。
プチ断食中に飲むのは、界面活性力がある水が良いとされています。
身体を冷やすのは厳禁なので、温かい白湯にして飲むのが良いでしょう。
天然塩を少し溶かして飲むのもおすすめです。
理想は水のみで過ごすことですが、キツく感じてしまう場合は野菜スープを少し口にするのも良いでしょう。
この日は激しい運動などは避けて、リラックスしてのんびりと過ごすようにしましょう。
日曜日は、断食でお休みさせた胃腸をゆっくりと目覚めさせましょう。
朝食は、炭水化物を避け、カブの味噌汁、茶碗蒸し、湯豆腐などを少量いただきましょう。
昼食もこれらを、通常食よりは少なめの量ゆっくりと食べるように。
夕食は普通の食事で良いですが、なるべく消化の良いメニューを選び、量は普段より少なめにすると良いでしょう。
プチ断食のやり方を読んでみて、どう感じられたでしょうか?
「意外と簡単そう」
「お腹がすいてしまいそう」
など、人によって感じ方は異なるかと思います。
でも気になったなら、ぜひ一度試してみることをおすすめします。
想像以上に、胃腸がリセットされて体調が良くなる効果を実感できるはずですよ。